◇ PURELY ◇

 

本を読むのが好きだ。

 

 

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数年前出会った

お気に入りのブックカバーをかけ

 

 

 

 

 

今回 読み終えたのは

 


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友罪』。

 

 

 

 

 

 

薬丸岳という

この作家さんに

このところ

すっかり心を奪われている。

 

 



この作家さんの作品は

基本、

『少年犯罪』に焦点を当てているのだが

それがなんとも

興味深い。

 

 

 

 

 

 

作家の個性とも言える

 

 

文章の入り口

言葉の選び方

視点の置き方

場面の変え方

 

そんなものたちが

 

 

全てにおいて

わたしの好み。

 

 

 

 

想像力を掻き立てる描写や

時には

グロテスクな表現も出てくるが

 

ものすごいエネルギーで惹き込まれる。

 

 

 

 

 

初めて手に取ったのは

確か

 

『ハードラック』であったか。

 

 

(グッドラックでも

 

バッドラックでもない

 

ハードラックとは?

 

と興味を引かれたのを覚えている)

 

 

 

 

そこから半ば

中毒のように読みふけった。

 

 

 

 

『ハードラック』に始まり

『逃走』

『闇の底』

『神の子』

『天使のナイフ』

『虚無』

『その鏡は嘘をつく』

 

 

そして、

友罪

 

(↑恥ずかしい話、コレ映画化されてたらしい(〃∀〃)ゴメンナサイ)

 

 

 

 

無駄のない、感受性をくすぐるような表現。

 

 

登場人物の人物像が

まるで実際に

目の前に存在するかのように

事細かに伝わってくる。

 

 

空腹感という本能すらも

忘れるほどに

惹き込まれる。

 

 

 

 

次から次へと

その世界を

もっともっと

味わいたくなるこの感覚。

 

 

久しぶりで

わくわくする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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なにかを創る、というのは

 

容易いことではない。

 

 

 

 

著書であれば

専門分野の文献なども

参考として

多数引用する。

 

 

 

 

 

 

そして尚且つ

 

作る側の

 

 

想いを

そこに乗せて

伝えるのだ。

 

 

 

 

 

 

作られたものには

必ず

 

 

作り手の

心が、想いが詰まっている。

 

 

 

 

 

 

言い換えれば

 

作られたモノには

必ず

 

作り手の

姿や気持ちが

投影されている。

 

 

 

 

 

 

受け取る側が

その100%全てを

受け取れなくとも

 

 

 

確実に

 

感じ得ることが

感じ得るものが

 

ある。

 

 

 

 

その

『感じる』という

行為、事象そのものが

大切なのだと

わたしは

強く思っている。

 

 

 

 

 


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純粋に喜んで

 

 

純粋に  驚いて

 

 

純粋に  楽しんで

 

 

純粋に  理屈を探りたくなって

 

 

純粋に  立ち向かって

 

 

純粋に  納得して

 

 

純粋に  腹を立てて。

 

 

 

 

 

脳天気な奴だって

言われるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

だけど。

 

 

 

 

いち 表現者として

 

譲れないもの

 

手放してはいけないもの

 

 

 

大切にしたい。

 

 

 

 

“感じることこそ

いちばんの栄養。”

 

 

 

 

“感じるからこそ

表現出来る。”

 

 

 

 

 

 

 

人間の能力って

素晴らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大切に磨き続けるのみ!

 

みのり